第1章

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ーーまぁ、いいや。 だってこの先、奴とは会うことなんてナイだろうし。 しかし、庭までデカイって! グルリと周りを見渡せば、ここの土地は煉瓦造りの塀で一周取り囲まれている模様。 あ!あった!! やっと見つけた出入り口の門。 門までツカツカと歩き、ふと、後ろを振り向いた。 見えたのは、やっぱり大きな鉄筋コンクリート住宅と高級外車。 素晴らしいガーデン?とでも呼ぶべきか。 あたしの顔は、きっと、人生で一番ひきつってるに違いない。 いやいや!そんなことより早くここから逃げ出そう! 今更、気が付いたけどマジで怪しすぎる!! そんなことを思い、門のシャッターをガシャガシャと動かしてみるが、開く気配は一向になし。 ーーあれ!? どうしよう?
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