白バラの蕾

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初めて入った寝室は、キングサイズのベッドと、その横にシンプルなスタンドライトがあるだけ。 「怖がることはない。おいで」 藤堂に手を差し伸べられて、でもそれを握る勇気はなかった。 「強情なお姫様だ」 藤堂は私を抱き抱えると、大きなベッドのうえに沈める。
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