ステージ① ~集結~

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「はぁ!?何だよコレ!F○ですか!?」 颯斗は大声でキョロキョロと辺りを見回したり、自分の頬を抓ったりしながら、混乱していた。   「夢じゃない…のか…?………ってことは……」 颯斗は冷や汗をかいて呟いた…… 「もしかしてここは…ゲームの中…なのか……!?」 マジかよ……   そう呟いた時だった。     ガサッ   「えっ!?」 颯斗は森から聞こえた音に振り返った。   そこにいたのは   「えーと……犬…?」 と思い、近寄ったその時   『ガァッ!!』 「うぉっ!」   犬は颯斗が近付いた瞬間、狼のような獣に急変して颯斗に襲い掛かってきた。 「ぇえ!?ちょっ、誰か助けろォォ!!」 と叫ぶと、いきなり森から少年がでてきた。   「何だ……デカイ獲物がいるかと思って来てみれば…レベル1じゃねぇか…。」 少年はそう呟くと、ベルトに取り付けてあった武器、ダガーを抜き、一瞬で獣を切り裂いた。   「ぇ……マジかよ……」 颯斗は腰を抜かして草の上に座り込んでしまった。   「大丈夫ですか?お兄さん♪」 少年は颯斗を見ると、さっきの口調と変わった丁寧語で話し始めた。 でも颯斗は口をあんぐりと開けて、少年を見て目を見開いた。   「お前は…あの時の…」 「えと……どこかでお会いしましたっけ?」   そぅ…この少年は、このゲームの実験台の一人だ。  
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