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身体をもう一度、上へと移動させ指を絡め合わせ、そのまま交わった。
由梨絵の身体はなんの違和感もなく、俺自身を飲み込む。
由梨絵は眼を閉じたまま、唇を半開きにする。
動く度にギシギシと鳴るベッドと、青い光に包まれた二人の影が、白い壁に映し出され、揺れ動く。
冷めた部屋の中で、俺の熱い思いだけがここに存在する。
熱は伝わらない。
由梨絵の身体が俺を飲み込み狂い出した。
「眼……開けてよ」
眼を閉じたままの由梨絵にそう声をかけた。
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