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「ん?っうおおー!!何事だ!?」
扉の向こうから現れた人物は叫びながらも咄嗟にサクの体を抱き止める。迅速な判断により見事サクの顔面は扉ではなくその人物の肩にぶつかった。
「いってて…ぎゃー!配属初日からやらかした!すみません、マジすみません!ケガは無いで…ひっ!?」
肩口から顔を上げたサクは思わずぎょっとする。抱き止めてくれた人物の耳や口にはジャラジャラとピアスがついていて髪は真っ赤だった。
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