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「そうですね。では、先にシンジ君にしましょうか。実は……ミニスカートとハイニーソックスの間の部分が、好きで好きでたまらない」
「ぶっ! ちょ、ちょっと!」
「お、お前、まさかまさかと思っていたが……そんな……」
「ぼ、僕は別に……絶対領域なんて……」
体の前で手を揉み、左斜め下を見ている。レンはシンジがこの動作をする時は嘘をつくときと知っているため、男が言ったことは本当のこととなる。
「次は……レン君」
「な、何だよ」
一歩たじろぎ、男の言葉を待った。
「君は、あれだね、朝から晩まで橋の下でエロ本を探すのは良くないよ。少しはその努力を勉学に注いだらどうだい?」
「な、何故それを!? いつも動物の気配すら感じ取っていたのに!」
「レン……。剣道の休みをそんなことに利用するなんて……」
「も、ももも、文句あんのか! 休みを何に使うかはオレの勝手だ! お前こそ、絶対領域が好みとか、このムッツリスケベめ!」
「レンの方こそ、コンビニで買わずに橋の下で拾うとか、最近の小学生でもしないよ!」
自身しか知り得ない事を暴露され、恥ずかしさを紛らわすために相手の秘密をつつき出す。
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