透明

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そんな仕事上のストレスから私を救ってくれる恋人がいる。 「雪、次の公休はいつ?」 私を下の名前で呼ぶ彼。 付き合い始めて二年になる。 「土曜日よ」 彼は同じ会社の上司――― 「土曜日に何か用事でもあるの? まさか、デートとか?」 そう言って、私のバスローブを脱がす彼は、 「桃田センター長、デートしてくれるんですか?」 40歳の既婚者だ。
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