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俺は今まで、普通の恋愛をし、
普通に女の子とキスしたり普通のセックスで満足してきた。
____だけど、
水商売だけをしてきた母親が、
まともな結婚生活も送らずに、派手な男関係で遊んでいるのを見ていた俺は、
自然と女に対して距離をおきながら
真の姿は見せず、
うわべの付き合いだけをしてきたのは、
紛れもない事実だ。
「快楽を助ける優れものだってある。
" 初めて "は緊張するだろうから、使おうか?」
だからって、
同性との行為や
ましてアブノーマルに走ることは、まずなかった。
「苦しかったね、口の中、ダラダラだ」
" 薬物 "なんか
もっての他だ____
やっと、閉じることを許された唾液だらけの口の中に、
" 興奮剤 " を入れられた。
これは、
あとで聞いた話によれば使用量を過剰に摂取した芸能人の愛人が心臓発作で亡くなった、
あの事件の薬物と同じ成分らしかった。
「ユウは初めて見た時から、"こっち"だと思ったんだ」
堀内の勝手な先入観で
強引に
黒く、
異質で、危険な世界に
引き込まれてしまった俺は、
それから
カメラを回すこともなく、
ただ
ただ
少年嗜好の堀内が、俺の身体に飽きるまで、
薬と
奴の汚い欲望に
犯され続けた。
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