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羽田に着いて、
すぐ近くの住宅街にあるコンビニが事件の現場らしかった。
タクシーから降りると、
パトカーや救急車まで出動し到着していた。
既に駆けつけたマスコミが邪魔で店舗の中がよく見えない。
「何の犯人？強盗？」
「殺人事件だって、
犯人、人質も殺して自殺したって」
野次馬の声に血の気が下がった。
なぜなら、
野次馬の一番前に、
元村雪の姿があったからだ。
「茶旗さん、あれ……
やっぱり、堀内と水城ですかね？！」
カメラマンの声とともに
すでに息を引き取ったと見られる男が、
担架に乗せられ、店舗から出てきた。
「だれだ？
あれは………」
「堀内みたいです」
堀内は、すでに顔に布が被せられて、
もう
罪を償わせることもできない還らぬ者となっていた。
「み、水城です」
続いて、
中から
担架に乗せられた水城が運び出されてくる。
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