愛の言霊

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いつものように、慧は西公園の駐車場に車を停めた。 ここに来ると、自然と体が熱くなり胸が高鳴っていく。 そして今日も、少しだけいつもの行為を期待していた。 しかし・・・。 「なぁ、笑美・・・。 同じ女として、さっきの話、どう思った?」 唐突な慧からの質問に、一瞬戸惑った。 同じ女として・・・かぁ。 それって、私を試してる・・・? 慧の質問の真意がわからないまま、下手な回答をする事はできない。 だけど、このまま黙っている訳にもいかなくて・・・。
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