第1章 始まりは好奇心と書く!

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次の日 「果漆さーん!お願い!!」 また雨宮さんが掃除を変わってほしいってことだろう。 嫌だなぁ…… とか思っても。 「いいよ」 心は嘘をつく。 「ありがとう!じゃね!」 なぜか引き受けてしまった。 断ったらあの人うるさいしね。 今日も1人で掃除して1人で帰るんだな………… あ、でも、あのネコに会えるかもしれない。 そんな可能性を感じた。 だから…かな。 引き受けてしまったのって… どうせやることもないし。 「期待通りにならないね…残念」 昨日と同じ花壇に同じ時間に来たが、いなかった。 ネコは。 ガサゴソ、ガサゴソ。 「…」 不審者がいた。
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