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すると今度は何とガタイの良い男が襲いかかってきた。
朱莉はすぐさま女の子を前へ押しやり無理矢理投げ飛ばし男にぶつけようとするがあえなくキャッチされる。
『貴様・・・一体何者だ!?』
するとピンク色のポニーテールの女性が朱莉へと鋭い眼光を飛ばしながら叫ぶ。
他にも、赤いおさげの女の子、銀髪に犬の耳をつけた男、そして指輪をつけた金髪の女性が朱莉を見て睨みつけていた。
しかも何故かはやてを守るように立っている。
朱莉はその面々を一瞥し、最後にはやてを見ると
『・・・気絶してるじゃない、彼女』
と呆れた表情で指差して言うと
『ふざけんじゃねぇ!そんな手にだまされ『ヴィータちゃん、ヴィータちゃん・・・』んだよシャマル!?』
と赤いおさげの女の子、ヴィータが朱莉に向かって怒鳴りながら再びハンマーで殴りかかろうとするが金髪の女性、シャマルに呼び止められ振り向くと
『・・・本当みたい』
『へ?』
シャマルが気絶しているはやてを指差していた。
ヴィータは気の抜けた声をあげ、他の面々も口をポカーンと開けている。
朱莉ははぁ・・・と大きなため息を着くと
『本当なら即、不法侵入で警察に突き飛ばすけど・・・とりあえず下に降りて来なさい。少し話しましょう』
と提案し、見知らぬ四人もそれに戸惑いつつも同意し、下に朱莉について行くのであった。
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