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《リョウカイ、シャサツシマス》
『きゃああああああ!!!!!』
『なんやあれ!?いきなりトラウマもんやないかぁぁぁぁ!!!!』
『あ、あんなもんあああアイゼンで!』
『きゃ、きゃー』
『『・・・』』
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《メェェェデェェェェ・・・》
『いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
『何で自分から開けるねん!アホちゃうか!?てかグロい!ちょ・・・きゃああああああ!!!!!』
『にににに日記ギガやべぇ!!』
『い、いやー』
『・・・』
『・・・』ビクッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《ああああああああ!!!!!!》
『もういやぁぁぁぁあ!!!!』
『アカン!これもうアカンてぇぇぇぇぇ!!!!』
『・・・』ガクブル
『たすけてー・・・?』
『・・・』
(いや、おかしいだろ!!!)
遂にここで朱莉がここで我慢出来ずツッコミを心の中で入れ始めた。
(さっきからどう考えても1人棒読みだぞ!?はやてに頼まれたんだからもうちょっと頑張れよ!役になりきれよ!しかも最後?ついてなかったか!?)
隣の棒読みさんを見ると此方の表情を確認しつつ叫んでいた。
朱莉が見た瞬間また恥ずかしさが蘇ったのか顔を逸らしスクリーンをじっと見つめる。
(お前少しはシャマルさんを見習えよ。ほら、ホラー苦手だけど一生懸命・・・)
『いやぁぁぁぁあ!!!!』
朱莉はそういいつつシャマルの方を見るとガチで叫びつつ涙を流しながら思いっきり朱莉の腕にしがみついているシャマルがいた。
朱莉は少し間を開けた後に
(さ、流石だなシャマル。いい演技・・・ちょ・・・痛い痛い!なんかどんどん力強く・・・って何か濡れてない!?大丈夫!?大丈夫だよな俺の左腕ぇ!!!)
そんなこんなで漸く映画が終わりシャマルとはやてとヴィータはお互いに寄り添い、シグナムは朱莉から距離を微妙に置き、ザフィーラは朱莉に一言
『とりあえず、お疲れと伝えておこう』
『・・・さんきゅ』
とねぎらいの言葉をかけ、朱莉は短く礼を言う。
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