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しかしそんな朱莉の気持ちも知らずにはやてはヴィータに助けてもらいつつ、朱莉の隣に移動して続ける。
『そらなぁ、ウチはそんなナイスバディ!でもあらへんしなぁ、シグナムみたいな胸も無いしシャマルのような大人っぽさもないでぇ?』
『一人称変わってるぞ。つーかこれはやく止めてくんない?すごく雲行きが・・・ちょ!辞めろ!?』
他の四人に助けを求めるがその途中ではやてが朱莉の背中に手を回しつつさすってきた事により中断し、はやての手を取る。
がしかし進撃のはやては止まらない。
『そらなぁ、確かにあの店員さん綺麗やったよー?でもなぁ、もうちっと空気読もうや。自分ザッフィーいるにしても美女四人に囲まれてんやで?見てみぃシグナムを』
『は?』
はやてに言われるがまま朱莉はシグナムを見ると両肩を抱きかかえるようにして悲しそうな目をして俯くシグナムがいた。
『待て待て待て待て。何してんのお前。さっきまで普通にしてたやん。何いきなりあわがふっ!?』
言い切る前にはやてに口を塞がれ言葉を中断させられる朱莉に
『せっかく頑張って朱兄ぃの手を抱きかかえたってのに朱兄ぃがそんな事言うからショック受け取るで』
『ぷはぁ!!絶対違う!だってあれ腕組んで目ェ閉じてるだけだもの!あからさまにえ『ならシャマルを見てみぃ』・・・』
はやての言葉に今度はシャマルを見るとシャマルは泣きながら
『・・・酷い、私とは遊びだったのね・・・!』
と中々に昼ドラよろしく泣き叫んでいた。
『いや、関係も何も無いでしょ?あと目ぐっ!?』
『シャマルも勇気出したのにそうやって捨てるんか?シャマルを裏切るんか?』
『ぷはぁ!!だからいつからそんな設定になったんですかねぇ?教えてくれない?ねぇ?』
はやての言葉に朱莉は尚も反論しつつ今度は口を塞がれないようにはやての両手を押さえつけながら問いかける。
そんな反応にはやてははぁ、と深いため息をつくと
『じゃあ今度はヴィータ見てみぃ』
と朱莉にヴィータを見るように促し朱莉はヴィータの方を向くとそこには
『何ジロジロ見てんだよエロ親父!ぶっとばすぞ!?』
と朱莉と目が合うなり怒鳴り叫びつつ、ゲームをするヴィータがいた。
『あれ?あれいつものヴィータじゃ『バカ兄ぃ!!!』ぐほぉ!』
何か言いかけようとした朱莉を阻止するようにはやてがタックルをかまし朱莉を押し倒す。
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