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『ささ、上がって上がって!鈴戸さんの為にご馳走用意しとったからなぁ!きっと驚くで~』
楽しそうにそう言って案内するはやてに雀・・・改め朱莉は微笑みながら
『それは楽しみですね』
と後に続く。
そしてリビングに入り荷物を起きながら朱莉は冷静に思う。
(部屋がかなり綺麗ね、それにこの料理・・・見ただけでわかるくらいに美味しそう。家事全般は確実にかなり出来るわね。まさかこんな所でハードルの高さを味わうとはね・・・)
と若干心の中で苦笑いすると洗面所に行き手を洗い、食卓に着く。
『ささ、遠慮せずにどんどん食べてってな~。ウチ自慢の特製料理や!』
嬉しそうに料理を勧めるはやてに朱莉は微笑みながら
(よっぽど寂しかったのね、にしてもこの量は・・・)
そこで一旦区切り目の前に広がる料理の数々を見て思う。
(幾ら何でも作り過ぎよ。6人前はあるじゃない)
と若干苦笑いしつつはやてを見ると期待した表情でずっと嬉しそうに朱莉を見ている。
朱莉はそんなはやてに若干微笑ましいと思いつつ
『では、いただきます』
と食に手をつけるのであった。
こうして、朱莉・・・雀のミッションは変なスタートから幕を開けたのだった。
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