秘められた熱

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 君とともに  夕日の中 何もするわけでもなく ただひとりを見つめてる  光が輝きを増す時 波にさらわれた時間が ただ色あせていく  光の戯れに 風だけが優しく包んでいてた  波が何かを運び 心の何かと引き換えに 風と波の音色が 優しく歌うよ  悲しみに包まれながら 時にはため息のように 恋に傷つき 恋に出逢う  波と風と出逢うように  時間とともに 水平線の向こうに消えるまで これから出逢う 月と夜空のように  君と僕が出会うように その夜空に 星を散りばめるために  この詩がなければきっと、僕は彼女に興味を抱かなかっただろう。これを読んで、何かが閃いた勘がそう言っていた。
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