Session 1 目をさますと

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少女、もといセーズさん(さんくらいはつけないとさすがにまずい気がする)は、僕の台詞を聞いてしまったらしく、 「あまり私神様っぽくないですよね、そうですよね…」 なんかしょげてた。 情緒不安定というか…引っ込み思案気味だなこの神様。 こんな神様で世界大丈夫なのか? きっと僕がこうして今ここにいる時点で大丈夫なんだろうけど、むしろ有史ここまで何事も無いことに驚きだ。 いや、引っ込み思案だと慎重だからかえって良いのか…? 僕の偏見かもしれないけど。 「じゃなくて!与太話をしている場合ではないんですよ。あなたをここに呼んだのには、ちゃんと理由があるんです」 自分が散々余計な話をしながら、急に話題を変えきりっとした顔になるセーズ。 「あなた――穴島天音(あなしま あまね)――は、私によって殺されたんです」 「……はい?」 ごめん話が飛びすぎてついていけない。 「…僕が、君に?」 「語弊のある言い方でしたね。正しくいうと『あなたは私の犯したミスによって殺された』んです」 うん、やっぱわかんないや。あんま変わってないし。 しかも神様がミス?そんなことがあるのだろうか…。
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