149人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、昨日の地獄の飲み会のせいで着くのが思ったよりもかなり遅くなってしまった。
もう一日も半分を過ぎ、太陽(ではないと思うが)も下り始めている。
仕方ないから、今日は依頼の受け方の説明でも受けて、ユメルとのあの約束を果たして帰るかな…
そう腹を決めて
「ミスファ、依頼の受け方を説明してほしいんだけど…今大丈夫？」
ミスファとため口で話す練習も兼ねて、僕は未だ馴れないソプラノボイスで話しかける。
「いいわよ。ちょっと待っててくれる？」
了解してくれた。待つのはきっと準備があるからだろう。
僕は昨日のように近くの椅子に腰掛け、待つことにした。
待っている間、受付の方から、あの上目遣い、確かに凄い可愛さね…とかなんとか言ったのが聞こえたが、なんのことかは分からなかった。
きっと何か可愛らしい物を見たのだろう。
最初のコメントを投稿しよう！