Session 6 食物連鎖の頂

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数分後。 「じゃあ、話をするわよ。こっち来て」 大きなファイルのようなものを持ったミスファが僕を呼んだ。 「それ、かなり分厚いね」 「そうよ。ギルド創設当初、つまり300年前からの記録がここに残ってるの」 さ、300年… このギルドの歴史量にもびっくりだが、300年も経とういうのに、紙が全く腐っていない… 魔法とかで腐るのを防止しているのだろうか。 「300年に始まったこのギルドだけれど、ずっと依頼の受け方は変わってないわ。 まず、あそこのギルド掲示板から受ける依頼の紙を選んで私に提出してもらうの。 依頼が終わったら、私が依頼主から預かっていた報酬を依頼遂行者に渡すの。 遂行者が複数いる場合は、活躍量に応じて山分けという形になるわ。 これが一連の動き。簡単でしょう?」 確かにとても分かりやすい。 報酬を先に預かるのは、きっと後で渡すとした場合に起こりうる依頼主とのトラブルを避けるためだろう。
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