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オレンジに近い金髪を揺らしながら一人の若い女性が険しい道を下っていた。
彼女は細い体にゆったりとした服を纏っている。
彼女が道を下る度、ダボダボとした袖が揺れ、胸から提げた色取り取りの石がカチカチと音を立てる。
「!」
何かを感じ取ったかのように彼女は木々を見上げた。
そのまま目を閉じ、耳を澄ませた。
ガサッ
ハッキリと何かが木に突っ込んできた音を聞き、彼女は慌ててその場に向かった。
そしてその場に行くと、片足だけ木の間から覗かせ奇妙な格好をしている人を発見した。
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