第二歩!

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「肝心な入試の部分はどこに言った!?」 僕の声が部室全体に響き渡った。 「……気にするな」 やたらと長い前置きの後ようやく始まった本題を一瞬で終わらせた夜原(よるはら)先輩が小さくそう呟やいた。因みに夜原先輩は二年生だ。 「だから言ったでしょ?そこの自称最強ゲーマー(笑)の話なんて聞かなくていいって」 馬鹿にした表情で夜原先輩の頭の上でトランプタワーを作り続けているこの人は緋島(ひしま)先輩。この先輩も二年生だ。
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