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そして、方言だけでなく、何事についても言えることですが、
何でもかんでも「標準語が正しい/普通/喋れなければいけない」「方言や訛りは田舎くさい」というような風潮は、私は良くないと思います。
歴史的、民族的な関係からして、【「違い」を嫌い、「同一」を好む】というのは、(無意識的にだとしても)日本人の根底にある意識です。
簡単に言うと、「出る杭は打たれる」のように、「周りと違う人は嫌われる文化」です。
だから、地方の方が東京圏に来ると「標準語に直さなきゃ」とか思う傾向が強いんですけれども、
私的には、全然恥ずかしいことではないと思いますよ。
むしろ、そのまま使い続けていってほしいです。
話者の少ない言葉は間違いなく消滅しますし、
それで消滅した言語も少なくありません。
日本語は「標準語だけじゃない」のも事実ですから。
是非、語り継いでいってほしいです。
余談ですが、
海外の言語学者によれば、日本の言語は1とも8とも言われています。
彼らにとっては、「方言」も「言語」に数えられるほど変わっているのに、どうして「1つの言語だ」と言い切れるのかが不思議らしいです。
逆に「何で通じるの?」というレベルになるものもあるようです。
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