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「さ、咲良君・・・・で、良いの?」
そんな咲良の様子に、雪も頬を赤くして言い返した。
--か、可愛い。
俺はそんな雪の言葉に答えられず、言葉を無くして見つめていた。
「さ、咲良君?」
「・・はっ!あぁ、それで頼む。」
雪はもう一度呼ぶと、咲良は苦笑しながらも頷いた。
「なぁ、雪って呼んでも良いか?」
「はい、良いですよ。」
「ありがと。」
「フフッ、どういたしまして。」
御互いに微笑み合い、2人を包むように、穏やかな風が凪がれた。
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