第1章

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「咲良君は、髪は伸ばす方ですか?」 「いや、切るのが面倒くさいから伸びたままなんだよ。」 「あはは、何となく分かります。」 「そういう雪は、ショートなんだな?」 「はい、短い方が楽なので。」 「成程な。--似合ってるよ。」 「あ、ありがとう。」 他愛のない話で盛り上がっていたのだが、咲良の一言で雪は照れてしまい、それに気づいた咲良も少し恥ずかしそうに、左手の人差し指で左頬を掻いて、黙ってしまい 「・・あ、ここが職員室です。」 「・・あ、あぁ。」 取り合えず、何か言おうとして、いつの間にか職員室についていた事に雪は気づいて、咲良に声をかけて
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