3人が本棚に入れています
本棚に追加
「『約束』ですか?」
「あぁ。--最初は、姉さんが予言したからだったけど‥‥」
「あ、お姉さんが居たんだ?」
「あぁ、そうだよ。」
「良いなぁ、私一人っ子だから。」
「そうか‥って、話がそれたな?」
「‥あっ!?すみません。」
理由を話していたが少し話がそれてしまい、それに対して雪が苦笑いしながらも、謝っていて
「ある理由で母の実家に居たんだが、そこでの俺は1人で居ようとしていてな。」
「どうしてですか?」
「その時の俺は、自分に関わったらその人まで失ってしまうと、考えていたんだと思う。」
「そんな‥」
咲良君は、またさっき見せたような、悲しそうな瞳をして微笑んでいて、私は何て言っていいのか分からず黙ってしまい、私はいつの間にか立ち止まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!