第1章

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「‥そ、それより次の場所に案内してくれないか?」 「‥そ、そうだね。」 2人供にとぎまぎしながらも頷き、歩き出すが雪は二階には上がらずに、中庭へと向きを変えていて 「二階の教室には、行かないのか?」 「私と一緒に行くと、問題になるので行きません。」 「それは、何でだ?」 「‥‥二学年は、男子と女子で別れているんです。皆、理由があるのは分かってはいるんですけど、争いが続いている状態ですね。」 中庭の中央にそびえ立つ、大樹の所まで歩きながら教室に向かわない理由を話していて、雪は困っているという表情をしていて 「成程、そんな事があるんだな。」 「はい。なので、購買の方を案内しますね。」 「あぁ、分かった。」 咲良は、大樹を見ながら答えていたが、雪が歩き出したのを見て、咲良も歩き出して雪の後をついていった。
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