第1章

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「えっと、雪は仲が良いんだな?」 「一年の時から利用させてもらっているからかな。」 「あら、そちらは新しく来た人ですか?」 「はい、夜月 咲良です。」 「フフッ、咲良君ね。私はサーシャと言います。」 「サーシャさん、咲良君に購買で買う時の説明をしたいんですが、良いですか?」 「はい、良いですよ。」 御互いに挨拶をした後に、サーシャさんは風で靡くクリーム色の髪を、右手で抑えながら頷くとまた中へと戻り、シャッターを半分開けてくれた。 「何をするんだ?」 「この学園では、最初に魔力を測るでしょ?」 二人は一緒に、シャッターが開く音を聞きながらカウンターの方へ行き
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