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「へぇ~、こうなってるのか。」
「ねっ、凄いでしょ?」
「あぁ。」
咲良が感嘆の声をあげると、雪は楽しそうに同意を求めると、咲良も頷いた。
「フフッ、ありがとう。」
二人の様子を見て、嬉しそうに微笑み、表を消すと水晶玉から手を離し、サーシャは水晶玉を懐に仕舞った。
「今日は準備だけで、営業は明後日からなのよ。」
「そうだったんですか。」
「うん。でも、咲良君は初めてみたいだから説明だけして貰ったんだよ。」
「成程な。」
サーシャさんと雪の話を聞いて、俺は納得して頷いていて
--ガラガラ
シャッターの閉まる音を聞きながらも、穏やかな風を受けて、咲良の後ろ髪が揺れた。
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