第1章

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「・・で、ですが!?」 「俺がそうしてぇんだ。--ダメか?」 「‥いえ!!そんな事はありませんが、慣れるまでに時間がかかってしまうかと‥」 「別に構わねぇよ。」 アカネは困惑しているようだが、一緒に居ることが当たり前になりつつある俺にとっては、邪魔に思えてきていて 「解りました。出来る限りはしてみますね。」 「頼むよ。」 「はい--クロトさん。」 「--ふっ、やっぱりそっちの方が良いな。」 「--あっ。」 呼び方を少しだけ変えると、クロトさんは小さくだが嬉しそうに微笑み、私の後ろ髪に右手を入れて、撫でるようにすいていて
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