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「さぁ、『春風』、『疾風』よ--吹き荒れる風を纏い、切り裂け・・・・鎌鼬!!」
2つの刀を鞘から抜き、風を纏い放つと複数の風の刃が現れ、近くにあった桜の花を散らして行った。
--ザァッ
風が彼の後ろ髪を揺らし、2つの刀をそれぞれの鞘へと仕舞う
--綺麗。
そんな彼の姿を見て、少女はそう思い、見つめていた。
「--ふぅ、『春風』、『疾風』解除。」
そう言うと、2つの刀が輝き出して、2つ共に十字架が付いたネックレスになった。
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