第1章

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「んで、俺に何の用だ?」 「・・キャッ!?」 突然、彼は前を向いたまま、少女に声をかけたために少女は驚いて、しりもちをついてしまった。 「・・お、おい・・大丈夫か!?」 「はい、大丈夫です。ちょっと驚いてしまっただけですよ。」 俺は少し戸惑いながらも後ろを振り向き、少女に近寄ると、少女は苦笑いしながらゆっくりと立ち上がった。 「すまなかった、昔の癖が抜けてなくて・・つい、な。」 「い、いえ・・だ、大丈夫ですから!!謝らないで下さい。」 少し気まずそうに、俺は左の頬を左手の人差し指で掻きながら言うと、少女は必死に言いながら宥めた
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