3万屋

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「その制服…」 ケンがそう呟いた 制服?女の子を見ると、着ているのは制服。それがどうしたというのだろう…って、 「制服!?しかも私達と同じ学校のじゃん!!!」 女の子が着ているのは紛れもなく三丘高校、私やケンやルイが通っている高校と同じ制服だった 「え。同じ学校…?」 この状況に頭がついていかないのか女の子は呆然としている 「生年月日と住んでいるところ、それと学校名を教えて?」 「……20**年7月3日生まれで三丘市という所に住んで……はっ!つい言っちゃった!!?」 この子こんな簡単に個人情報言っちゃって大丈夫なの!?詐欺とかにすぐ引っかかりそう 「兄さん、それを聞いてどうするの?」 「あーいや、ちょっといろいろ考えてたんだよ。どうやらその子は俺らと同じ時にこの世界に来たっぽいな。ということは元の世界で同じ時にこの世界に来ても時間はずれることはない…もしかしてこの世界と元の世界の時間は平行しているのか?いや、しかし今までもあったっぽいし…」 ケンがどうやら考えモードに入ってしまったようだ。うむ、何言ってるのかわからん。ほっとこう
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