1眠気は最強の敵

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「理解できた?」 ……異世界に来ちゃった系の小説って最近多いよね。 私もよく読んでた ただね、あれはフィクションだからこそ楽しんで読めるのであって、自分が異世界に来てしまった、とか…… 全然嬉しくねーよ!!どんなだよ!!いや、ちょっとは行ってみたいなーとか思ってたけど!!けどよ!! 別に今まで生きていた世界に不満があったというわけでもないし、これからやりたことや将来の夢なんかもあったりしたのに 今じゃなくてもいいじゃないか…!! 私はまだピチピチの17歳、高校2年生だぞ!? くそおおおおおおおお!!!!! 「おい、リオ。大丈夫か?」 「目が死んでるよ」 あれーなんか見知った顔の二人が私の顔をのぞき込んでいる 「……ふはははは、いやーリアルな夢だなぁ。ケンとルイまで夢にでてくるなんて」 ケンとルイ 二人は兄弟であり、私の幼馴染みである ケンは私と同い年でルイはわたし達の1つの年下だ 「はぁ?何言ってるんだ」 「さっきまで普通に受け入れてたじゃん。何?今更現実逃避?」
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