1眠気は最強の敵

4/5
前へ
/15ページ
次へ
「二人とも、とりあえずこの状況どうにかしようか。だんだん可哀想になってきたよ」 ルイのその言葉に無言で涙目になっている、盗賊っぽいコスプレ(笑)をしてる人が反応した 「っほ、ほんとだぜ!!そいつの言う通りだ!!!さっきから無視しやがって…早く金目のものをだせってんだっお前らが異世界人つーことはわかってんだっ」 そう、実は今盗賊っぽいコスプレ(笑)をしてる人に絶賛襲われ中だ どうやら異世界人はいいカモらしい 何人目だろうか、こういう輩は そろそろ飽きてきた 「怪我したくなかったらさっさと金目のものを出せ!!きひひひ」 そう言い、わたし達に向けていたナイフをペロリと舐めた なんか調子乗り出したぞこいつ なんだろう、この雑魚臭は まぁ、でも 「私達、強いよ…?んふふふふ」 ―――……… 「すみませんしたァっ!!!」 土下座している男を見下ろす どこの世界でも土下座は謝る時の姿勢なのか。なんか切ない いやーしかし、思ったとおり雑魚だったわ 手応え無さすぎる 「さぁて、どうしようか」 にんまりと笑いかける私に男はひっと怯えた声を出す そんなに怖がられると傷つくなぁ 「とりあえず、有り金全部置いてけ」 にっこり笑顔で言うルイ わぁルイさんこわーい どちらが悪役かわからないね!! 「はいいい!!!それだけでよければ喜んでっ!だから殺すのだけは勘弁をっっ」 「はいはい」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加