紡ぐ者

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中部リゾート、私からの引き継ぎ、他に新しく取って来た契約…滝本君だって仕事は山のようにある筈… 向こうを見ると滝本君は課長から何やら話し込まれている 私の仕事まで気を使わなくていいのに… 暫くすると、滝本は課長のデスクから解放され、席に戻る事が出来た 座ると同時に珍しくため息を吐くのを見て滝本君の顔に『疲れ』の2文字が見えた こんなのは始めてだ 「滝本君」 様子を見ながら声をかけると 「雪野、ちょっと来れるか?」 今度は私が呼び出された
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