紡ぐ者

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おっちゃんの店で飲んで食べて、心行くまでまったりとした私達は店を出て歩き出した 結局店では話し出せず、心の中に大きな爆弾の様な物を抱えたままになってしまった 「家来る?」 2日続けて家に行くのは抵抗があった けれど…落ち着いた場所じゃないと、話は出来ない 私は藤堂君の目をじっと見つめると 「行く…」 と、静かに答えた この関係が…何気ない幸せが…数分後には変わってしまうのだから
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