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次の日、いつもの時間に出社すると杏さんからメールが入っていた
内容は私の異動について
文面を見る限り喜んでくれているようだ
私以外の者が担当でやって来たらどうしようか不安で仕方がなかったらしい
これからは私も色々な事で彼女に頼らなければならない
キーボードを叩くと
『これからもよろしくお願いいたします』
と返した
「おはようございます」
真後ろから威勢のいい声が響き、振り返ると滝本君が満面の笑みで立っていた
「おはよう」
私も滝本君に負けじと思いっきり笑って返す
「何かいいことありました?」
「杏さんからメールがあったの」
滝本君にメールを見せると
「やっぱり一歩先行ってますね」
と、画面を見つめた
「今日も頑張るぞ!!」
そう言って両手をグーに握り、気合いを入れると
「僕も負けませんから」
そう言って滝本君は背中から火を出す如く、闘志を燃やしながら自分の席に着いた
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