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「お、おはようございます......」
「服装の乱れは、心の乱れ、生活の乱れ...ってね?はい、この用紙持って史也んとこ行ってね~」
「はい......」
ガックリと項垂れる僕に、佐倉山先輩が呟く。
「フフッ、あの史也がね~」
「え?」
「いや、なんでもないよ。まあ、あえて言うなら、あんな感情的な史也は初めてだよ。大丈夫、更科君には甘いから。」
「はあ...」
佐倉山先輩から用紙を受け取ると、僕は慣れた足取りで風紀委員室へと向かった。
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