第1章

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…はぁぁっ!! おれはボールに自分自身の全てを込めた。 ここしかねぇ、やるしかねぇ、いくしかねぇ! 後ろには信頼できる仲間がいる。 …ぐおおおっ!! ボールから空気を切り裂く音が聞こえる。 このまま、キャッチャーミットにおさまれば!! おれにはこの瞬間が永遠にも感じられた。 …スバァンッ!! ボールが皮のミットに吸い込まれると同時にものすごい音が場内に響きわたった。 判定は… 「 ボール!!」 審判の容赦ない声が場内を駆けめぐる。 俺たちは…破れた…。
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