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そんな話をしているうちにパパの師匠の家に着いた。物凄く大きい。
玄関に着くとパパがイキナリ剣を抜いたと思ったら、上空から何か飛び降りパパに斬りかかってきた。剣と剣の打ち合いが始まる。
キンキン。
キンキン。
パパが叫ぶ。
「師匠!いい加減にゴーレムを止めて下さい!でないと壊しますよ!」
パタリとゴーレムの動きが止まった。家の中から老人が出て言う。
「腕は錆びてはいないようじゃの。ゴーレムを壊されたら大変じゃ!」
「まったく、師匠わ!」
「さぁ~中に入りなさい」
私とパパは家に入り茶の間に案内された。
「師匠、今日、伺ったのは娘のシルフィーの修行をつけて頂くたく、伺いました。ついでに俺も稽古をお願いします」
「ほぉ~あの娘か!三歳の時に一度会ったきりじゃ、大きく美人になったのぉ~」
「ジークの娘、シルフィーです。宜しくお願いします」
「おっ、ワシは馬鹿弟子の師匠で『ゾロレス』。ゾロでよい!」
「師匠、馬鹿弟子とは酷いです」
「何を言っとる!ちょっと、強くなったからと言ってここに来んから、馬鹿弟子で十分じゃ!」
「そんなぁ~」
「で、シルフィー、何の修行がしたいのかのぉ~」
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