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「シルフィーの適性武器は長物と双剣、剣なのじゃが、長物も薙刀、鎌、棒術。絞れないのじゃ」
「どうすれば?」
「師匠、取り敢えず、基本の基礎だけ教えては?」
「そうじゃのぉ~、そうするかのぉ」
「はい!宜しくお願いします」
そうして、私とパパの修行が住み込みで始まり、予定よりオーバーして半年かかった。
ママが着た。半年もかかったので心配したらしい。玄関から声が聞こえた。
「ごめんください。ミルフィーですが、うちの娘はどうなりました?」
パパが玄関に行き、ママを連れてきた。茶の間に案内され、師匠とみんなで話し合った。
「おやおや、娘が心配かの?」
「それもありますが、次の修行があるので、どうですか?」
「いやぁ~ワシの誤算じゃ!シルフィーは正式にワシの弟子にする!この馬鹿弟子より才能がある!」
「えっ!師匠はもう、弟子を取らないって話じゃなかったのですか?」
「あら、シルフィー、気に入られたのね!」
「ワシも過去の弟子で失敗したから、こやつで弟子は取らないと思っていたのだが、気が変わったわい」
「あら、あら、嬉しいわ」
「シルフィー、鍛練を欠かさず何時でもここに稽古に来るのじゃぞ!」
「はい!ありがとうございます」
「シルフィー、次の修行は法術よ!」
「今までありがとうございました。師匠!」
「でわ、俺も稽古ありがとうございました」
「んっ?何を言っとる!娘に一本取られる馬鹿弟子はまだ、帰さん!」
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