プロローグ

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いつからか、俺様は一番になった。  運動、学力、容姿、地位、他の奴らより優れていてそれが当たり前になった。 そうなると、嫉妬する者や媚びる者がでてきて、俺様にとって周りはどうでもいい存在でしかなくなった。いつも、俺様に近づいてくる奴らは俺様の顔や権力しかみていないのだ。 学園で見事会長の座を勝ち取ったときだって、抱かれたいランキング一位だのという嬉しくもなんともないもののおかげだった。 この金持ち学園では生徒会は少し特殊で、教師よりも地位が高い。しかも会長ということで両親は大喜びしていた。 しかし、この学園は男子校なのに抱きたい、抱かれたいランキングなんてものがあり、ランキング上位の者が生徒会にはいるなどという正直ふざけてるとしか思えないもので決められるので、俺様はあまり喜べなかった。 抱かれたいの方だったことがせめてものすくいだ。
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