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尽く行動を読まれた陸攻は、内心で嵐さんこあい嵐さんこあいと呟きつつ慌てて手帳を閉じる。
因みにこの時陸攻は知らなかったのだが、次のページには
…いい加減にしぃや(当一文は宮之原ユリネ嬢が起きるまで有効)。
おはようさんユリネちゃん。
言うときまっけど、ワイはキジムナー様ちゃいまっせ。
…と記されていたのだ。
尚、ユリネが目を覚ましたのは、二人を乗せた列車が須磨駅のプラットホームに滑り込んですぐの事である。
陸攻から手帳のページを見せられるやユリネが
「小林嵐山さんて、やっぱりキジムナー様みたいな方ね…」
…と、笑いながら言ったのは言うまでもなかった。
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