森の中で3

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「はい、私のキャリーバッグ。  ここ道が悪くてタイヤが回らないのよ」 赤ずきんは夢と希望以上にずっしりとした、 見た目以上に重量のあるキャリーバッグを狼に押し付けました。 「重っ!?  というか、意外と現代的なんだね」 「決まってんでしょ?  ファンタジーは常にその当時の現代的なのよ」 赤ずきんはクルリと回りながら、 合ってるけど都合良く聞こえるようなことを言いました。
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