【3】 人の上に立つ男

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あ、あれ…?この声って…まさか? 私は奏太さんの手をどけながら、倉庫の方を食い入るように見つめた。 「おう、ルーク。見張りご苦労さん」 ええええっ!?ルーク!? って、私の弟じゃん!? 「こっち来いや」 そっか。ルークは山王組のメンバーだっけ。 奏太さんが私の腕を引いて歩き出す。 そうだよねぇ、ルークは山王だもんね……って、え? 奏太さんは、竜王組の総長で若頭。対してルークは山王組の一員。 組が違う。のに、何でここに? …まさか、喧嘩? だから「いろいろ」ってはぐらかしたの? 「喧嘩はやめましょうよ」 私は、奏太さんのシャツの裾を引っ張った。
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