突然の告白

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月曜日……… いつも通りに仕度をして、愛車の自転車に乗り学校へ向かうと― 「おっ!おはよーマツ!」 「はよー」 細木がいつもの様に話しかけて来て、他の同級生達もいつも通りだ。 …良かった。アイツ等ちゃんと「言わない」って約束、守ってくれたんだな。 そう思った。 だけど… 授業が全て終わり、部活に参加する為に部室のドアを開けた瞬間― 部室内の空気が変わった。 「…こんちゃ~」 ピリピリした空気を肌に感じながらも、俺はあくまで平静を装い、挨拶した…が、返事が誰からも来なかった。 …一瞬でもアイツ等を信じた俺が馬鹿だった。 クラス内では確かに話さなかっただろう、…でもこの空気。 一番話す所じゃない場所で…バラしてんじゃねーか!! それでも彼女には近付きたくて、彼女が何か聞いて来たら「誤解だ」と真っ先に説明したくて… 彼女が座る席の横に座ろうと、俺が椅子を引いた直後… ガタン! という大きな音を立てて彼女が立ち上がり、片手に鞄を持った。 ― え? 一瞬、何が何だが判らなかった。…が、俺の横をすれ違う時彼女は確かに俺にしか聞こえない位の声で呟いた。 「…嘘つき野郎…」 そのまま彼女は部室を後にして、残された俺は… 興味津々の部員達からの質問にもほとんど答えられず…、とにかく自分を保つので精一杯だった。
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