序章

2/10
40人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
「そもそも、今は簡単に死ねないだろ。最近は脳みそだけでも生きれるみたいだし」   現在の西暦は、300X年。  ちなみに4月の半ば。  アンドロイドの技術が発達し、人工内臓もほぼ完璧に精製出来る時代。  竹蔵の言う通り、例え事故で首から下が吹き飛んでしまっても、それを機械で代替出来る時代である。  だが、そうなった場合はあまり長く生きられない。  当然と言えば当然である。  例として一つ出すと、脳以外が機械だと、平均寿命は3年、最大で5年。  首から下が機械だと、平均寿命は5年、最大で10年と言われている。。 「だから、簡単に死ねないなら死ぬ覚悟なんて余裕だ!」 「はあ」 「よって俺は声を大にして言う! 肉が食いたいなら肉になる覚悟をしろ!」 「はあ」 「ベジタリアンにも声を大にして言う! 輪廻転生して植物になってしまえ!」 「はあ」 「評論家にも声を大にして言う! お前を評論する評論家を用意しろ!」 「はあ」 「政治家にも声を大にして言う! お金が必要なら嘘を吐くな!」 「はあ」 「総理大臣にも声を大にして言う! おつかれさまです!」 「はあ」 「過去の総理大臣にも声を大にして言う! ユーアーノットトラスト!」 「はあ」 「過去の総理大臣にも声を大にして言うパート2! ミサイル飛ぶ前に考えろ!」 「はあ」 「過去の総理大臣にも声を大にして言うパート3! 支持率があがらない泥鰌はただの泥鰌だ! 無駄な汗おつかれさまです!」 「はあ」
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!