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それは真昼間、突然空から現れた。
東京の上空には何百、何千という大型宇宙船が浮かび、太陽の光をすっかり遮断し尽くしていた。
学校で授業中だった私達も授業が中断し、各教室に設置してあるテレビを皆で食い入るように観ている。
『速報が入りました!各国主要都市上空に未確認飛行物体が現れ、人類史上初宇宙人からコンタクトがあった模様です!』
どよめくクラスメイトと先生。
気のせいではなく歓喜しているアナウンサー。
でも、次の瞬間…その顔はわかりやすいくらい、絶望の色へと変わって行った。
『…こ、これは……ゴホン、失礼しました。…宇宙人側の声明によると……【この星は我々の支配下に置くものとする。反抗の意思ある者は即刻処分対象とし、もし過半数を占める場合は星諸共宇宙より消さざるを得ない。但し従う者にはそれぞれの役割を与える。地球人の賢明な判断を求む。】……以上、です…』
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