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下駄箱のある学校出入り口に集められたのは、男女先生含め12人。
学年が違う子は知らないけど、同級生が五人も残っていたのには驚いた。
あちこちに転がる死体の山を見ても、誰も感情を出さない死んだ魚の目をしている。
つまり選別で生き残ったのは、他人に興味が無い者ばかり。
『これを首に付けろ。』
何やら手渡された輪っかの機械。
「?」
首を捻ると近くにいた宇宙人が輪っかを取り上げ、私の首にカチャリと嵌めた。
他の人達も装着が終わった頃合いで、
「聴こえるか?人間共。」
男性声優張りの、迫力のある渋い声が直接頭に響く。
「悦ぶがいい。お前らは取り敢えず生き残った。だが、本当の選別はこれからだ。覚悟しておけ。」
そう、まだこれはほんの序盤だったのだと、私達は後々の再選別で思い知る事になる。
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