第1話

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…ちょっと期待してたのと違うなってのが第一印象。 その手の本に描かれている宇宙人は、大概のっぺらぼうに大きな目、申し訳程度の鼻の穴が二つと口が付いてる感じだし。 でも目の前の宇宙人達はてんでバラバラの姿形をしている。 首から上の原型は犬や猫、蛇や猿、トカゲに鶏、牛、豚、蛙…とにかく地球上の動物や昆虫、魚類何でも有りみたいで、それらにかなり近い生物に思えた。 ただ少し違うのは目玉が多かったり角が生えていたり、余計なモノが付いてる事だ。 宇宙服の中身はわからないけど四肢の構造は同じに見える。 「最初に言っておく、抵抗は無意味だ。我々もこれ以上の減少は避けるべきだと考えている。」 「これよりここに集められたお前らは、我ら直属の支配下に置く。有難く思え。食材として利用される事だけは免れたのだからな。」 一方的な占領、そして私達は戦利品。 この日を境に人間は、完全服従の下僕として宇宙人達に飼われる運命となった。
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